【報告】自然エネルギー長野北信地域協議会「平成28年度定期総会」を実施いたしました。

2016/05/14
《活動報告》地域協議会
自然エネルギー長野北信地域協議会「平成28年度定期総会」を実施いたしましたのでご報告いたします。

◆ 日時:平成28年5月14日(土) 10:00~11:30

◆ 場所:新建新聞第2ビル9階会議室

◆ 開催状況
1.開会
2.会長あいさつ
3.議長選出:会則第8条により会長が議長となり議事に入る。
4.議事
①第1号議案:平成27年度事業報告
②第2号議案:平成27年度収支決算報告および監査報告
③第3号議案:平成28年度事業計画(案)
④第4号議案:平成28年度収支予算(案)
⑤第5号議案:その他

それぞれについて、特に意見なく承認された。

事業計画については、次の点を付け加えた。(2点とも関係者との協議が必要なことから事業の実施例として記載する )。
・「自然エネルギーの事業化に関する調査研究」の中に、自然エネルギー信州ネットによる「信州自然エネルギー白書」、「エネルギー自立地域を促進するための人材育成事業」への連携(協力)を事業の例として追記。
・「自然エネルギー普及モデルの検討、運営支援」の中に、鬼無里の湯薪ボイラー導入事業への協力を例として追記。

総会終了後に参加者で意見交換を行った。
主な意見
①シンポジウムについて
・『ドイツ・ヘッセン州 “deENet”に学ぶ地域に活かす自然エネルギーシンポジウム』(5月16日開催)の紹介。当日 参加も歓迎する。
②信州自然エネルギー白書について
・「信州自然エネルギー白書」について本協議会としても協力する。特に、本協議会で制作した自然エネルギーマップ やハンドブックの情報も活用してもらうことができる。長野地方事務所からの情報などをもとにしながら、6月、8月 の定例会でも情報交換する。
・本協議会の活動範囲である長野・北信地域では、例えば木質バイオマスを例にしても、お山の発電所のような電力を 販売する会社での大規模な事業から、鬼無里のような住民主導のLLP、信濃町のような市民団体の公益活動で薪を扱 うなど、同じ木質でもさまざまな事業化のパターンがある。そのような地域色を各地で出してみると、長野県の特色あ る白書になるかもしれないので提案したい。
・お山の発電所では、電力の自由化にあわせて、銀行や市役所なども自然エネルギーを調達する動きにつながっている 。この他、小川村でのチップづくりや薪の扱いなど、木質バイオマスもバリエーションがある。

③自然エネルギー信州ネット小水力部会
・小水力発電施設はなかなか計画に時間がかかるし、権利関係もあるので、計画段階での実態がつかみにくい。
・自然エネルギー信州ネットの小水力部会では、「何で許認可などにそんなに時間がかかるのか?」という一般の人の疑問に応えたり、手続きの参考になるような雛形のようなものを検討したいと考えている。

④許認可関係について
・太陽光発電パネルはすぐにできてしまい、いつの間にか身近なところで稼働している。
・大規模な太陽光発電事業は、長野県では環境アセスメントの対象となる場合がある。市町村によってはガイドラインを設けている場合もある。
・自然エネルギーの導入、整備状況を把握するのはもちろん大事だが、状況によっては環境アセスメントの対象になるとか、市町村のガイドラインなど、現時点での配慮する制度も取り入れてみると、単に進めるだけでないのも長野県の特色といえる。

⑥この他、中野市でのNPO法人の活動、須坂市の太陽エネルギー協議会での公園づくり、信濃町の薪利用と苗木植樹の循環づくりなどの活動紹介があった。9月に開催よていの「自然エネルギーエコフェスタ」ではこのような会員団体の活動紹介も行えるようにしたい。ぜひご準備をお願いするとともに、次回の定例会で意見交換していきたい。

以上