新興マタイ:地球環境の保全に貢献できるよう、コンサルティングや普及活動にも力を入れています

新興マタイ株式会社

代表取締役 杉山 髙広
長野県佐久市中込1-10-1
TEL:0267-63-0001
FAX:0267-62-0262
E-mail:e.koike@newest.ne.jp
URL:http://www.newest.ne.jp

《事業内容》
  1. 太陽光発電システムの設計・施工・販売
  2. 再生可能エネルギーに関する情報収集・発信

 

■事業の目指すものは?

 環境エネルギー事業部では、太陽光発電システムの卸販売をしています。1994年から培ってきたノウハウと、国内・海外合わせて11社の製造メーカーと直取引を行っている強みを活かし、全国トップクラス(累計1万件以上)の販売実績を誇るまでになりました。

 卸売においては単なる物販にとどまらず、長年の経験を活かして販売手法、施工技術、関連法規、補助金申請などに関する販売店様へのコンサルティングも行なっています。

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■自然エネルギー事業のきっかけは?

 環境エネルギー事業は、1994年当時の通産省が住宅用太陽光発電システムへの補助金支給を開始したその年から、太陽電池の直販・卸売をスタートしました。 弊社は本業としてクラフト紙袋の製造、販売を行なっております。紙袋の製造工場では大量に紙を使用しておりますので、森林資源を多く消費してしまっております。

 そこで何か地球環境に貢献出来る事業が出来ないか、との思いから太陽電池の販売を開始致しました。2005年には、太陽光発電システムの導入者に、植林証明書を寄贈するサービスを世界で初めて開始しました。

 

■事業へのこだわりや特徴は?

 太陽光発電システムにおいては、シャープ、京セラ、三洋電機、三菱電機をはじめ、国内のほとんどのメーカーから最短の商流でシステムが調達できるのはもちろんのこと、海外メーカーからモジュールを調達して自社でシステムを構築することができる、全国でも数少ない企業のひとつとなっています。

 また2004年に、8種類の太陽光発電システムの発電量を、同一条件にて同時に計測・記録することができる施設(研究棟)を建設し、最新の技術動向を常に実証確認しています。この施設は世界的にも珍しく、研究成果は学会等でも発表しています。さらに、学校等で太陽光発電に関する出張授業も定期的に行なっており、太陽光発電の普及活動にも努めております。

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本社研究棟:8種類の太陽光発電システムの発電量を計測・記録しています

 

 

■大変だったことは?

 事業を始めた当初は、太陽光発電システムは世間に全くと言っていい程認知されておらず、お客様にシステムの仕組みなどを説明し、理解して頂くことはとても大変でした。また、まだまだ価格も高い商品でしたので、決して多く売れる商品ではなく、最初はとても苦労しました。

 しかし、環境に貢献したいとの強い思いで、決して諦めずに事業に取り組み続けて参りました。そのおかげで現在の販売実績を作ることが出来たと自負しております。価格が高くとも、太陽光発電システムの良さを理解して頂き、購入してくださった当初のお客様には大変感謝しております。

 

■「自然エネルギー信州ネット」への想い

 長野県は再生可能エネルギーに非常に恵まれている県です。しかし、県民の自然エネルギーへの関心は、これからまだまだ高まっていく余地があるのではと感じております。県、企業、地域住民が一体となって自然エネルギーの普及に取り組み、長野県の素晴らしい自然と地域社会、地域経済がより豊かなものになっていくことを願っています。

 また、太陽光発電システムについて、まだまだ誤解されている方が多くいらっしゃると思います。太陽光発電の良さをより多くの方々にご理解して頂けるように、自然エネルギー信州ネットを通して啓発活動に努めていきたいと思っています。