アンケート実施!
長野県の皆様、地域の公共交通(電車、バス、タクシーなど)の活性化を目指し、より良い公共交通のあり方を提言したいと考えています。
ぜひご意見をよろしくお願いいたします。
オンラインアンケートを行いましたので結果をご報告します。
長野市における公共交通機関の利用実態と、住民が抱く課題や改善案をまとめたアンケートの回答結果です。主な回答者は40代から70代の幅広い層で構成されており、普段は自家用車を移動手段とする人が多いものの、飲酒時や通勤の際にバスや電車を利用する傾向が見られます。
多くの参加者は、運行本数の少なさや運賃の高さ、目的地までのアクセスの悪さを不便な点として指摘しています。
一方で、公共交通は免許を持たない世代の移動手段や環境負荷の軽減に欠かせないと考えており、ダイヤの増便や定額制の導入といった利便性向上を求める声が上がっています。また、行政のまちづくりに対する厳しい意見や、乗合タクシーなどの柔軟な運行形態を望む意見も含まれています。
Q:公共交通によく乗っていると回答している人が、公共交通の乗りにくさをどのように回答している傾向がありますか。
A:アンケート結果において、公共交通(バスや鉄道)を主な移動手段としている、あるいは利用頻度が高い(回答スコアが最高の「5」など)と回答している人は、公共交通の乗りにくさ(利用の壁)について以下のような傾向で回答しています。
1. 経済的・運用面での強い不満
日常的に利用している層であっても、「料金が高い」という点は共通して大きな壁として挙げられています。
また、運用面では「運行本数が少ない」ことや、「決まった時間にバスが来ない(遅延)」ことが日常的な不便さとして頻繁に指摘されています。
2. 乗り継ぎとネットワークの不備
頻繁に利用する人ほど、交通機関同士の連携不足を実感している傾向があります。
鉄道等との接続の悪さ:
- 多くの主要利用者が「鉄道等との接続が悪い」ことを壁として挙げています。
- 待ち時間の発生: 具体的なエピソードとして、鉄道からバスへの接続が悪く、夏や冬の厳しい気候の中でも45分ほど待たされるケースがあるとの声があります。
3. 目的地へのアクセスの悪さ
「目的地に行くのに便利だから」という理由で利用している一方で、行きたい場所を網羅できていない現状も指摘されています。
「目的地に行くのに便利だから」という理由で利用している一方で、行きたい場所を網羅できていない現状も指摘されています。
- 公共施設へのアクセス不足: 市役所、図書館、芸術館などの公共・文化施設の前まで行くバスがなく、結局自家用車を使わざるを得ないという指摘があります。
- 利便性の限界: 「乗りたい場所や行きたい場所の近くにバス停がない」「あちこちに用事がある時に使いにくい」といった、柔軟な移動への対応不足が壁となっています。
4. 情報の分かりにくさ
日常的な利用者であっても、情報の整理状況には不満を持っています。
日常的な利用者であっても、情報の整理状況には不満を持っています。
- 複雑な案内: 「路線図がわかりにくい」「行先(系統)がわかりにくい」といった声や、ウェブと紙で情報が分散しており「情報がまとまっていない」という点が指摘されています。
5. その他の具体的な指摘
- 車両の混雑: 小中学生が利用する時間帯に車両を増やしてほしいといった、特定の時間帯の快適性に関する要望も見られます。
- 利便性の低下: 免許返納後に利用しようとしても不便であり、タクシーもなかなか来ないといった、高齢者の切実な状況も語られています。
このように、よく利用している層は、コスト、定時性、ネットワークの連続性、そして目的地への直達性のすべてにおいて、改善が必要な「壁」を感じながら利用している傾向があります。
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Q:公共交通の活性化に向けて提案されている改善策を教えてください。
A:アンケートの結果からは、公共交通の活性化に向けて、運行サービス、料金体系、財源確保、まちづくりといった多角的な視点から、以下のような改善策が提案されています。
1. 運行サービス・利便性の向上
最も多く挙げられているのは、利用しやすさを直感的に向上させる施策です。
- 増便と運行時間の拡大: 多くの回答者が「増便」を求めており、特に「1時間に2本」程度の頻度や、土日祝日の最終便の繰り下げを希望する声があります。
- ダイヤの等間隔化・わかりやすさ: 「ダイヤをわかりやすくする(等間隔化など)」ことで、時刻表を確認しなくても乗れるような利便性が提案されています。
- 路線の新設・延伸: 目的地への直達性を高めるための「増線・延線」や、特に市役所、図書館、芸術館といった公共施設・文化施設の前まで行く路線の新設が強く求められています。
- 車両の工夫: 利用実態に合わせ、大きなバスではなく「小さなバスで本数を増やす」ことや、混雑する通学時間帯の「電車車両の増設」などの柔軟な対応が提案されています。
2. 料金・決済システムの改善
コスト面の壁を取り払い、支払い手続きを簡略化する案が目立ちます。
コスト面の壁を取り払い、支払い手続きを簡略化する案が目立ちます。
- 明快な料金体系とサブスクリプション: 「ゾーン制や定額制、キリのいい価格」などのわかりやすい料金設定や、「定額の乗り放題定期券(サブスク制度)」の導入が提案されています。
- キャッシュレス決済の充実: 既存の交通系ICカードだけでなく、「VISAタッチ」のような、より汎用性の高い決済手段の導入を求める声があります。
- 市営化による低料金化: 赤字を前提としても料金を大幅に安く抑えるために「市営化」すべきだという抜本的な意見も見られます。
3. 財源確保の仕組みづくり
公共交通を維持・充実させるための持続可能な財源確保についても具体的な提案があります。
公共交通を維持・充実させるための持続可能な財源確保についても具体的な提案があります。
- 交通市民税の導入: 「森林税のような交通に関する市民税を薄く広く取る」ことで、改善のための財源を確保する案が複数の回答者から出されています。
- 自家用車利用者からの徴収: 公共交通の充実は環境負荷軽減につながるため、「自家用車利用者から公共交通機関用の財源を徴収する」という考え方も示されています。
4. 新たな移動手段と運行の工夫
既存のバスや鉄道を補完する仕組みの導入です。
既存のバスや鉄道を補完する仕組みの導入です。
- 乗合タクシー・デマンドバスの活用: 固定路線のバスを補完するものとして、「乗合タクシー・デマンドバスの増加」を望む声が多くあります。
- 渋滞回避の工夫: バスが定時性を確保できるよう、「渋滞を回避する工夫」をして遅れを少なくすることが利用者増加に繋がると指摘されています。
5. まちづくり・立地適正化との連携
交通網だけでなく、都市の構造そのものを見直すべきだという長期的視点の提案です。
交通網だけでなく、都市の構造そのものを見直すべきだという長期的視点の提案です。
- 施設移転時の立地配慮: 公共施設(病院や市役所など)を移転させる際は、「既存の公共交通の便が良い場所」を選ぶべきであり、郊外移転や無計画な住宅開発が公共交通を衰退させたという反省に基づいた提案がなされています。
このように、単なる増便にとどまらず、「支払いやすさ」「安定した財源」「まち全体のグランドデザイン」を組み合わせた総合的な改善策が市民から寄せられています。
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Q:「交通市民税」とはどのような仕組みの提案ですか?
A:「交通市民税」とは、アンケートの回答の中で提案されている、公共交通の維持・改善を目的とした新たな財源確保の仕組みです。「森林税」と同じように、地域全体にとって大切な公共資産を少しずつの市民負担で維持しようという目的です。
具体的には、以下のような内容として提案されています。
具体的には、以下のような内容として提案されています。
- 薄く広く負担する仕組み: 既存の「森林税」をモデルとして、市民から「交通に関する市民税を薄く取る」ことで、公共交通を改善するための安定した財源を確保しようという考え方です。
- 利便性向上のための原資: この税によって確保した財源は、「増便」「増線・延線」、さらには「乗合タクシー・デマンドバスの増加」といった、利用者が直接メリットを感じる施策の費用に充てることが提案されています。
- 料金体系の刷新とのセット提案: 税による公的な支えがあることを前提に、「ゾーン制や定額制といった明快な料金体系」の構築や、「定額の乗り放題定期券(サブスクリプション制度)」の導入をセットで求める声もあります。
- 自家用車利用者による負担の考え方: 公共交通は社会インフラであるという観点から、「自家用車利用者から公共交通機関用の財源を徴収すべき」という意見や、自家用車の利用を減らして環境負荷を下げるための仕組みとしてこの提案を行う回答者も見られます。
このように、交通市民税は単なる増税の提案ではなく、「社会全体で公共交通を支える仕組みを作り、その資金で交通ネットワークの抜本的な強化を図る」ための具体的な手段として市民から提示されています。
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