農業用水路を利用して電力を地産地消
「大町市の豊富な水資源を活用して、エネルギーの地産地消を!」という想いから、2008年に大町市の建設水道部が整備をはじめ、県営かんがい排水事業 町川地区水路改修工事と併せて施工。2010年に市営の小水力発電所が完成しました。
町川発電所は、町川用水路から最大使用水量1.1m3/秒を取水し、自然が生み出した河岸段丘の落差を利用して、最大140kWの電力を発電します。ここで作られた電気は、専用の高圧配電線により市のクリーンプラント(し尿処理施設)に送電され、自家消費されています。また、余剰電力は中部電力(株)に売電しています。
地域の貴重な資源を活用する自家消費型の発電所へのニーズは高く、町川発電所のような用水路を利用した小さな発電施設への注目が高まっており、現在、長野県のいたる地域で実証実験や施工が行われています。
名称 |
町川発電所 |
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所在地 |
長野県大町市社字閏田 |
設置 |
2010年(平成22年) |
最大出力 |
水車形式:横軸フランシス水車 |
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